水戸は親鸞の故地

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 約1年前の8月29日、「事務室だより」で宅間死刑囚のことを書いたら、正に今
週、死刑が執行されました。
 私の意見はそこに書いたとおりですが、誰にも知られぬ内に執行されるという方法
は、結局、「あなた任せ国」の国民の本領発揮?のような気がします。律令法やその後
継たる中国でたまにみられ(私も以前撫順で見たことがあります)、日本にも昔あった
「引き回し」の方がオープンで、皆が考える機会を提供するともいえます。
 少なくとも、韓国のように、最近まで使用していたところを見せるくらいのことはす
べきでしょう。
 ところで、去年のその欄には、親鸞聖人の「わが心のよくて殺さぬにはあらず。ま
た、害せじと思うとも百人・千人を殺すこともあるべし」との「歎異抄」の言葉を引き
ました。
 この博物館では、水戸の武士道について否定的なわけですが、本当に水戸を長いこと
支配したのは常陸大じょう、江戸氏らの中世武士であり、常陸太田に本拠をおいた佐竹
氏でした。徳川は二百年に過ぎません。
 ですから、水戸・茨城には沢山の浄土真宗の寺があり、「二十四輩」と呼ばれる弟子
のほとんどが茨城に寺を起こしています。
 そして、歎異抄をまとめたといわれる河和田の唯円の開いた報仏寺も水戸にありま
す。この写真は、黄門の寺社整理により移転させられたあとの現在の報仏寺ですが、実
は河和田城の跡でもあります。少し高いところは土塁のあとです。
 水戸に行ったら黄門様、ではなくここや薬王院など、しみじみと心の洗われるような
寺をまわるのもよいのではと思います。

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